▲札幌市西区にある夜景スポット「宮丘公園」からの夜景
北海道札幌市のなかで札幌の夜景がきれいに見える夜景スポットといえば、そのひとつに宮丘公園(みやのおかこうえん)が挙げられます。
宮丘公園は、手稲山から連なる丘陵地に広がる、北海道西区に位置する公園です。
宮丘公園へは、地下鉄南北線「宮の沢駅」から徒歩15分ほどで行けるほか、地下鉄「宮の沢駅」または地下鉄「琴似駅」から出ているバス(JR北海道バス)でもアクセスすることができます。
▲琴似駅スターミナルに停車するJR北海道バス(北海道 札幌市)
当日は、地下鉄琴似駅(北海道 札幌市)からのJRバスで宮丘公園に訪れました。琴似駅を出発したバス(JRバス)は、住宅街を窓外に映しながら30分ほど走ります。
宮丘トンネルを抜けて少し坂道を下りたところの「宮の沢3条3停留所」で下車。この停留所が宮丘公園の最寄り停留所となります。
バスは私と通勤帰りの乗客たちを何人か下ろし、手稲方面に走っていきました。周囲は住宅街。宮丘公園を示す標識など付近に見あたりません。
少し迷ったあと、円山方面(トンネルのある方向)に歩いていくと、「宮丘公園」とかかれた看板がうす暗がりのなかに見えました。
そして丘陵のすそに宮丘公園の駐車場が広がっているのがわかりました。(車で行かれる方は、駐車場の利用期間および時間に注意です ※DATA欄参照)
▲宮丘公園(北海道 札幌市)の駐車場からの夜景
宮丘公園(北海道 札幌市)は、宮の沢の住宅街を見下ろす高台にあり、駐車場からも、なかなかきれいな夜景が見えてました。
その一角からのびている階段をあがっていくと、広場が広がっていました。地図によるとパークゴル場とのこと。平坦な広々したグランドです。その周囲には木々がうっそうと茂っていました。
暗がりのなかを進んでいくと、木々の枝葉や絡みつく草の蔓の隙間から、宝石を散りばめたように
夜景が広がっているのが見えました。
▲木々のシルエットの向こうに広がる札幌の夜景(宮丘公園/北海道 札幌市)
宮丘公園(北海道 札幌市)は1977年に開園した風致公園。その面積は33haと広大です。
札幌市環状グリーンベルト構想緑の回廊の一部分でもあり、植生が豊かで野鳥が多数生息していることでも知られています。
遊歩道も整備されているため、昼間はハイキングやバードウオッチングにも人気の公園です。
▲宮丘公園(北海道 札幌市)グランドからの札幌の夜景
日は既に石狩湾に沈み、広場は暗がりに包まれていました。広場からの坂道を下っていくと、暗やみのなかに芝生が広がっていて、その一角にちいさな展望台のシルエットが見えました。
▲宮丘公園「見晴らし広場」に立つ展望台
そこが宮丘公園のなかでも夜景がきれいに見えるという「見晴らし広場」のようです。展望台のシルエットに近づいていくと、その先に札幌の市街地の夜景が視界に広がりました。
宮の沢の住宅街のはるかには、JRタワーをはじめ、札幌駅周辺の高層ビル群が光を放っているのも見えます。
都会のまちあかりがつくりだす夜景が奇跡的なものなのだということを改めて感じることができた瞬間でした。
▲宮丘公園「見晴らし広場」に立つ展望台からの札幌の夜景
宮丘公園(北海道 札幌市)には木々が多く連なっており、うっそうと茂る木々や草の蔓が視界を邪魔して、園内をいろいろ歩いてみても夜景を一望できるポイントはとても少ないです。
しかし、今回、夜景を観にいってみて、それがかえって良くもあるなと感じました。
なぜなら、木々などがシルエットになるからこそ夜景の光が際立つとともに、まちあかりの美しさや 夜空の明るさのありがたさを改めて感じることができたようにも思うからです。
▲はるかにはJRタワーなど札幌市街の夜景も(宮丘公園/北海道 札幌市)
宮丘公園 DATA
(住所)北海道札幌市西区西野290番地
(電話)011-662-2424五天山公園管理事務所
(交通)
・地下鉄東西線宮の沢駅からJRバス札樽線循環51又は52に乗車、「宮の沢3条3丁目」下車し徒歩5分
・地下鉄東西線琴似駅からJRバス札樽線50に乗車、「宮の沢3条3丁目」下車、徒歩5分
(駐車場)あり(96台 利用時間:7〜19時 期間:4月中旬〜11月下旬※12月〜4月中旬は閉鎖)
(その他)日が暮れると園内は暗くなるので懐中電灯など携帯しておくほうが良いかと思います。