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▲北海道・苫小牧の銘菓「よいとまけ
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北海道の南西部にある苫小牧は製紙工場が並び臨海コンビナートが広がる工業のまちです。そんな苫小牧がまだちいさな漁村だった戦後の時代、「よいとまけ」という銘菓が誕生しました。

「苫小牧のお菓子を作ろう。これぞ苫小牧だというお菓子を。」そう思い立ったのは、苫小牧に本社を構える和菓子店「小林三星堂」の初代社長の小林正俊氏でした。

小林氏は、苫小牧ならではのお菓子をつくりたいという思いから、当時、勇払原野に自生していて、苫小牧の人々が好んで食べていた「ハスカップ」をお菓子の原料に使うことを考えます

 また、その形は、丸太を模したいと考えました。苫小牧には明治時代に立てられた王子製紙の工場があり、紙の原料である丸太が連なる風景がまちの風物詩だったのです。

北海道産のハスカップをジャム状にして、丸太のような形に焼いたカステラ風生地の表面に塗り込みました。

酸味が強く水分が多いハスカップをどのように活用すればいいか分からず失敗を重ね、試行錯誤の末、昭和28年(1953年)、ついに小林氏らはひとつのお菓子を完成させました。
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▲北海道産のハスカップを塗り込み丸太の形をした「よいとまけ」

そしてそのお菓子に「よいとまけ」という名をつけました。

「よいとまけ」とは、苫小牧の製紙工場で働く労働者たちが、丸太をあげおろしするたびに「よいとォまいたァ、よいとォまいたァ」というかけ声をあげていたことからつけました 

北海道の厳しい自然環境のなかで懸命に働き、苫小牧のまちを発展させていった労働者たちへの愛情が込められたのでした。

そんな苫小牧への想いにあふれた銘菓「よいとまけ」は北海道内でもたちまち評判となり、後に第22回全国菓子大博覧会名誉総裁賞受賞。

発売から60年以上の年月が流れた現在でも、北海道を代表する銘菓のひとつとしてたくさんの人々に親しまれています。
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先日、北海道の銘菓を扱う店の一角で、「よいとまけ」を発見。早速購入して食べてみました。

細長い箱を開き、パッケージを開けると、ツヤツヤと光る「よいとまけ」が登場しました。なんとも美しい光沢です。
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▲「よいとまけ」の箱を開けてみた

よいとまけ」の表面がつやつやしているのは、北海道産のハスカップのジャムが表面に塗り込められているからです。

ハスカップの果実ををじっくりと煮詰めて甘いジャムにしてグラニュー糖がまぶした後、オブラートで包んでいるのです。

ハスカップは、ブルーベリーをより甘酸っぱくしたような味。古来から不老長寿の妙薬ともいわれ、ビタミンCやカルシウムを豊富に含むとされる北海道に自生している果実です。
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▲「よいとまけ」の表面には甘酸っぱいハスカップジャムがたっぷり

「よいとまけ」の生地のなかは、新鮮な鶏卵がつかわれたカステラになっています。とてもふんわりとやさしく、どこかなつかしい味がします。カステラの中にはハスカップジャムがうっすら巻かれています。

その甘酸っぱさとカステラのハーモニーもまたなかなか良い味わいです。

全体として、「よいとまけ」はかなり甘い味がする銘菓です。ミルクやカフェオレなどやさしい味わいの飲み物と一緒に食べると最適だと感じました。

「よいとまけ」は現在、北海道各地の三星の店舗、土産屋のほか、通販(楽天市場)などで購入することができるようになっています。
「よいとまけ」は北海道を代表する銘菓のひとつとしても親しまれている
▲「よいとまけ」は北海道を代表する銘菓のひとつとしても親しまれている

よいとまけ DATA

(お取り寄せ)

>>秘密のケンミンSHOWでご紹介!ハスカップをふんだんに使った美味しいケーキ秘密のケンミンSHOW...
(販売元) 株式会社三星(本店:北海道苫小牧市字糸井141)
支店/苫小牧・札幌、千歳、室蘭、白老、石狩、北広島、恵庭、新日高町)
(カロリー) 100g/274kcal
(原料)砂糖、鶏卵、小麦粉、ハスカップ、杏ジャム、オブラート、 粉糖、膨張剤、ゲル化剤(ペクチン、キサンタン)、酸味料(原料の一部にりんご含む).


北海道は豊かな自然を秘めた広大な大地を有し、美しい風景や美味な味覚など見どころ盛り沢山
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